ストレスで緊張状態が続くのは危険信号?
意味もなくイライラする、心がモヤモヤして漠然とした不安を感じるなど、ストレスとは目に見えづらいものです。いつの間にかストレスが蓄積されると、身体のあちこちに不調が現れる恐れがあるため、ストレスは早めの対処がカギとなります。
実は東洋医学の鍼灸は、ストレスによる緊張状態をほぐして根本から改善させることが可能です。
そこで今回は、東洋医学の視点から見たストレスと、有効な解消法について解説していきます。
約90年前にストレスという言葉が生まれた
病院に行っても病気や不調の原因がわからなかったときに、『ストレスですね』と言われたことはありませんか?
ストレスという言葉は、1936年にカナダの医師であるハンス・セリエ博士が提唱したストレス学説理論が元となっています。これにより、精神と肉体は科学的につながっているということが証明されました。
それ以前の西洋医学では、人間は歯車のように動くと定義される「人間機械論」に基づき、精神と肉体は関連性がないという考えが一般的でした。しかし1936年以降、原因不明だとされていた病気はストレスが原因だと言われ始めたのです。
東洋医学は約二千年前からストレスを知っていた⁉
『内傷なければ、外邪入らず』とは、東洋医学に約二千年前から伝わる言葉です。これは精神と肉体はつながっていて、喜怒哀楽がしっかりしていれば病気にならないという理論が根底にあります。
病気や症状は暑い日や寒い日、風の強さ、甘い物の食べ過ぎなどといった日々の生活が関係しています。つまり、東洋医学はストレスという言葉が生まれる以前から、日々の生活から不調が現れることを知って施術をしてきているため、膨大な施術法の蓄積があるのです。
ストレスが原因の症状や病気を改善させたい場合は、東洋医学の治療院や漢方医にぜひ頼ってみてください。
ストレスで緊張状態が続くときは鍼灸に来てください
ここまではストレスに対する東洋医学の見解についてお話ししてきました。では、蓄積されたストレスはどのように解消すればよいのでしょうか?
答えはストレスによる緊張状態をほぐすことにあります。
わたしたちの身体は、ストレスがかかると血圧や血糖値が上昇します。この状態が続くと身体は緊張状態に陥り、ありとあらゆるところに不調が現れるため、早急な対処が必要です。
緊張状態が続いて感情が抑圧されると、本能的には戦闘準備状態になりますが、現代社会では暴力で解決するわけにはいきません。そのため、まずは運動をすることで血圧の上昇やストレスを解消するのがオススメです。また、鍼灸や漢方治療を用いて、緊張状態をほぐすのも効果的となります。
ストレスが溜まるとさまざまな箇所の循環が悪くなり、最終的には病気を発症します。
残念ながら病院では、ストレスそのものを解消する根本治療を行うことはできません。病院でできることは、ストレスで表面に出た症状や病気の治療だけなのです。
ストレスで緊張する方は東洋はり灸院へ
ストレスが溜まり緊張状態が続くと、さまざまな不調が現れて日常生活にも支障をきたしてしまいます。現代医学では治療が困難とされてきたストレスですが、東洋医学の鍼灸であればストレスの原因を究明し解消させることが可能です。
病院でストレスと診断されても症状が治らない方や、ストレスが解消できずにお困りの方は、ぜひ一度東洋医学専門の東洋はり灸院へご相談ください。当店の鍼灸は、ストレスによる緊張状態をほぐし、あなたの不調を根本から改善へと導きます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
統括院長 石丸昌志