潰瘍性大腸炎における鍼灸
大津石山院 院長の吉澤です。
今回は、潰瘍性大腸炎の症状にお困りになり、当店に通われたお客さまの例を挙げつつ、健康になるため、皆さんのご家庭でできることをいくつか紹介させていただきます。
潰瘍性大腸炎が改善するまでの経緯
私は、潰瘍性大腸炎への鍼灸の施術効果を信じています。これまでにたくさんのお客さまに接してきましたが、その大多数で効果が出てきました。症状が改善するスピードには差がありますが、施術の方向性さえしっかりしていれば、改善は可能な病気です。
当店においでになったお客さまのお一人は、50歳の女性です。先日、5回目の施術を受けられましたが、その後病院での検査では炎症の数値が正常になっていたそうです。
当店に最初にみえたときは、主訴がお腹の痛みと血便でした。加えて腰痛も訴えておられました。
東洋医学では、大腸と腰痛とに密接な関連があると考えます。そのお客さまのお話をうかがい、大腸のツボで効果があるとわかりました。腰痛の症状が改善するに比例してお腹の症状も改善するということです。施術と食事指導を行い、腰痛が改善するにつれ、主訴の症状も次第によくなっていきました。
潰瘍性大腸炎は鍼灸での改善が期待できる
施術の1回目、2回目ではさほど効果が実感できないとのことでしたが、3回目、4回目で少し調子が上向きになりました。それに比例して、腰の調子もよくなります。5回目の施術後、お腹も腰も調子が上がった状態で病院の検査を受けると、炎症の数字が正常化。
このお客さまのように、潰瘍性大腸炎の症状には鍼灸の施術がかなり期待できます。この例はかなり早いのが実際ですが、効果を実感できるまでの回数は人によってさまざま。しかし、いずれにせよ、いい方向に向かうのは確かです。
【動画】潰瘍性大腸炎の改善法を鍼灸師が解説!
潰瘍性大腸炎を改善された男性との対談
※効果には個人差がございます
潰瘍性大腸炎を改善された女性との対談
※効果には個人差がございます
鍼灸で身体の治す力を上げる
潰瘍性大腸炎への施術効果をより高めるためにはやはり、一人ひとりの身体全体を見る必要があります。
主訴がある消化器だけ、大腸だけ見ていても、症状はなかなか改善しません。身体全体を見て、なぜ大腸に症状が出ているのか、その他に何の症状があるのかを確かめ、その方の身体の治す力を上げることで、症状の改善が期待できるのです。
潰瘍性大腸炎にお困りの方は、ぜひお近くの東洋医学専門の鍼灸院にご相談ください。