施術に時間のかかる症状とすぐ治る症状について

- update更新日 : 2021年07月06日
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鍼灸施術

施術をしているとお客様から「1回で治りますか?」と聞かれることが多くあります。これは薬を飲んだらすぐに痛みが治まるように、鍼灸や漢方にも一撃で治るような即効性をお客様は望まれているからでしょう。

しかし、鍼灸や漢方はそれができないケースがあるのです。それはどんなケースなのか、今回は具体例を挙げてお伝えしたいと思います。

症状別具体例

カッピング

まず具体的な病気を2つの症例パターンに分けてご紹介します。

咳の不調の場合

  1. 風邪からくる咳
  2. 喘息の咳

腰痛の場合

  1. ぎっくり腰
  2. 慢性的な腰痛

寝違えの場合

  1. 朝起きたら急に首が痛い
  2. 慢性的な首の痛み

血圧異常の場合

  1. 怒りなどからくる一時的な血圧上昇
  2. 慢性的な高血圧

①は機能が正常な状態

咳

咳を例にとるとわかりやすいですが、風邪の咳は基本的にすぐに治ります。しかし、喘息の咳というのは一回の治療で簡単には治りません。同じ咳という症状でも、咳の種類によりこうした違いがでてくるのです。

全体を見ても、①は急性の症状で一時的に機能が低下しているだけにすぎません。風邪を引いたときは一時的に機能が低下している状態のため咳などの症状が出ますが、風邪が治ったらまた正常な状態に戻ります。

例えばウイルスに入られて風邪を引いたのだとしたら、そのウイルスが外に出ていったり、それが体内で死滅したりすれば終わりです。こうした①の症状の場合、機能自体は正常なので身体が本来もっている自然治癒力だけでも治すことができます。

②は機能が低下している状態

スポーツジム

②は慢性的に機能が低下しているため、症状を急速に改善させるのは難しいでしょう。つまり、改善させるには機能を高めなければなりません。身体の機能を高めるのは、スポーツジムに行って筋トレなどのトレーニングをすることと同じです。

機能の低下によって起こる症状は、筋トレのように少しずつ力をつけていくしかありません。症状にもよりますがおおよそ3~4ヶ月、期間を見ていただいいたほうがよいです。

東洋医学が慢性的な症状に有効な理由

石丸院長

②に挙げたような慢性的な症状は、西洋医学(病院)による治療にあまり向いていません。実は西洋医学には身体の機能を高める治療が基本的になく、今出ている症状だけを抑える対症療法がほとんどなのです。

慢性的な不調が続くという人は、東洋医学の施術が非常に有効となります。なぜなら東洋医学は身体本来がもつ自然治癒力を高め、相対的に機能を向上させることが施術のすべてだからです。

慢性的な症状へのアプローチを得意とする東洋医学だからこそ、不調の根本原因を突き止め、改善へと導くことができます。