頭痛持ち必見!不通則痛を改善する東洋医学のアプローチ
東洋はり灸院 大津石山院 院長の吉澤です。
今回は「頭痛」についてお話ししたいと思います。
東洋医学のアプローチ
頭痛の場合、頭に症状があるからといって頭に鍼を刺すわけではありません。もちろん、頭痛の症状だけで来店される方もいますが、肩こり、腰痛、生理痛、冷えなどのその他の症状に加えて頭痛を抱える方が大半です。
ですので、その他の症状を改善していくことで最終的に頭痛も改善するのが東洋医学のアプローチになります。
体質改善が重要
頭痛があるからといって、頭だけに鍼をしても根本的な体質改善にはつながりません。しっかりと頭痛が起こらない体にするためには、体質改善が重要です。
こういった意味でも東洋医学のアプローチの仕方は非常によいと思います。
不通則痛(ふつうそくつう)
東洋医学の大原則に「不通則痛」があります。東洋医学ではこの大原則を使って治療をしていきます。不通則痛は「通らざれば即ち痛む」、つまり循環が悪いと痛むといわれています。
肩こりや腰痛と同様に、頭痛も循環が悪いと痛みます。ですので、循環を改善し、肩こりや腰痛がなくなることで頭痛も改善するという、体質改善を目指した施術が東洋医学になります。
肺と肝の働きを高める
では、東洋医学ではどのような施術を行うのかをご説明します。
東洋医学では主に肺と肝を使って施術をしていきます。東洋医学の肺は、肺そのものを指すわけではなく、呼吸器系そのものを肺といいます。低気圧などの外気の変化に弱いのは肺が弱っているからです。また、ストレス、お酒、生理痛などの変化にも弱いのは肝が弱っているからです。
この肺と肝の働きを高めることで頭痛を起こしにくくし、改善することが東洋医学の理論です。ですので、肺と肝を使って治療をすると、大抵の方はよくなります。
【動画解説】東洋医学の頭痛改善法 8選
【まとめ】重要ポイント
- 頭痛は頭だけでなく、全身の状態によっても引き起こされることがあるため、総合的なアプローチが重要である
- 頭痛を起こさない体質改善が治療の鍵となる
- 東洋医学の大原則「不通則痛」を用い、循環の改善によって頭痛を改善する
- 東洋医学では肺と肝の働きを高めることで頭痛を改善する施術を行う
おわりに
鍼灸は体の内部からバランスを整え、自然治癒力を高める効果があります。肺や肝の働きを高めることで頭痛の原因にもアプローチし、不調を改善していきます。そして鍼灸施術だけではなく、生活習慣の改善や予防法のアドバイスなども提供します。
私たちは、お客様が健康的で充実した人生を送れるように、心を込めた施術を施します。頭痛で悩んでいる方、ぜひ一度東洋医学の鍼灸を受けてみてください。あなたの健康を応援し、全力でサポートいたします。