咳や鼻水が止まらない?東洋医学で整えるセルフケア 3選

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咳鼻水の止め方

大津石山院 院長の吉澤です。今回は、つらい咳や鼻水の止め方についてお話ししたいと思います。

とくに季節の変わり目には、咳や鼻水といった症状が出やすくなります。しかし、同じ環境でも症状が出る人と出ない人がいるのも事実です。

症状が出る人と出ない人の違いに触れつつ、東洋医学的な視点からの対処法や改善方法についてもお伝えします。

【動画解説】東洋医学によるセルフケア 3選

※効果には個人差がございます

症状の出る人と出ない人の違い

鼻水

症状が出る人と出ない人の違いは、東洋医学では「めぐりが良いかどうか」が大きなポイントだと考えられています。

咳が出る方の多くは、咳だけでなく、頭痛や腰痛、生理痛など、ほかの不調も同時に抱えていることが少なくありません。これらも、めぐりの悪さから起こっている症状です。

一方で、咳や鼻水が出にくい人は体のめぐりが良いため、その他の不調もあまり見られない傾向があります。

体質的にめぐりを整えることが根本的な改善につながるため、その方法をこれから3つご紹介します。

①体を温めてめぐりを良くする

ホッカイロ

まず1つ目は、カイロで温めることです。

循環が悪くなっている状態は、体が冷えているサインでもあります。入浴やカイロなどで体を温めることで、咳や鼻水の症状は落ち着きやすくなります。

膻中(だんちゅう)

膻中

カイロで温める際に、とくにオススメなツボが膻中(だんちゅう)です。

膻中は、左右の乳頭のちょうど中間に位置し、東洋医学では気(エネルギー)が集まる場所とされています。ここが滞ると気の流れが悪くなるため、カイロで温めることで高い効果が期待できます。

仙骨(せんこつ)

骨盤

また、仙骨(せんこつ)を温めることもオススメです。膻中だけでも十分に効果を実感できるはずですが、お尻の割れ目の少し上にある仙骨も一緒に温めてみてください。

②ツボ押しで症状を和らげる

ツボ押し

2つ目はツボ押しです。

咳が止まらないときには中府、鼻水が止まらないときには上星というツボが効果的です。

中府(ちゅうふ)

中府

中府は、鎖骨の外側の端から指3本分ほど下にあるくぼみに位置します。

中府を押したときに痛みを感じる場合は、ツボが固まってしまっている状態です。指でグーっと押さえるように刺激すると、徐々に咳が落ち着いてくるはずです。電車の中や仕事中など、どうしても咳を止めたい場面で、薬が効きにくい方はぜひ試してみてください。

上星(じょうせい)

上星

上星は、髪の生え際から親指1本分ほど上にあるツボです。親指以外の指を曲げた状態で、第一関節を使って左右に揺らすように上星周辺を刺激すると非常に効果的です。

③少食にして回復力を高める

少食

3つ目は少食を心がけることです。

ヨガの世界には、「腹八分で医者いらず、腹六分で老いを忘れ、腹四分で神に近づく」という言葉があります。

食べ過ぎると、消化・吸収・分解に多くのエネルギーが使われてしまいます。食事量を控えめにし、体の回復にエネルギーを回すことで、咳や鼻水の症状も徐々に和らいでいきます。

このとき、可能であれば薬も少しずつ減らしていくと良いでしょう。薬は対症療法にすぎません。その場は楽になるかもしれませんが、飲み続けると体の負担になります。

ヨガ


ご紹介した3つの方法を実践し、少しずつ薬に頼らない状態を目指すことで、根本的な解決につながります。

また、東洋医学では白い食べ物は呼吸器系、つまり肺の働きを助けると考えられています。咳や鼻水が出やすい方には、次のような食材がオススメです。

  • 白ごま
  • 大根
  • れんこん
  • かぶ
  • 白きくらげ など

これらを積極的に取り入れることで、呼吸器系の働きが高まり、咳や鼻水などのつらい症状が改善されます。

避けるべき生活習慣と食べ物

冷え性

ここまでは、めぐりを良くする方法をお伝えしましたが、あわせて避けたいポイントについても触れておきます。

冷え

マフラー

もっとも避けたいのは、体を冷やすことです。めぐりの悪さが原因で症状が出ているため、冷えは大敵です。

秋冬でもくるぶしソックスを履いている方を見かけますが、できるだけ足首を覆う靴下を選びましょう。「三首(首・手首・足首)」といわれるように、首回りもマフラーなどで冷やさない工夫が大切です。

コーヒー・チョコ

コーヒー

また、食べ物や飲み物にも注意が必要です。

コーヒーは南国でとれる飲み物なので、体を冷やす性質があります。暑い南国でコーヒーを飲む分には問題ありませんが、秋冬の日本で1日に何杯も飲むと、体が冷え、症状が改善しにくくなります。

同様に、カカオも体を冷やすため、チョコレートのとり過ぎには注意しましょう。完全にやめるのがつらい場合は、1日2~3杯飲んでいる方なら1杯に減らす、2日に1杯にするなど、間隔を空けるだけでも変化が出てきます。

のど飴

のど飴

さらに、意外かもしれませんが、のど飴も控えた方がよいものの1つです。のど飴には白砂糖が多く含まれているため、血のめぐりを悪くし、体を冷やしてしまいます。

一時的に楽になることはありますが、長期的に見ると回復を遅らせる原因になります。どうしてものど飴を使う場合は、白砂糖を使っていないものを選ぶようにしてください。

まとめ

ストレッチ

つらい咳や鼻水の症状は、体のめぐりの悪さが大きく関係しています。

ご紹介した方法をぜひ試していただき、季節の変化に負けない体づくりを心がけてみてください。

吉澤院長