ギックリ腰の施術事例

ギックリ腰

突然何かの拍子に腰に激痛が走り、動けなくなってしまうほどの痛みに襲われるギックリ腰。

ギックリ腰は一度なると再発する可能が高く、常に腰に不安を抱えることになりかねません。腰が痛いと日常生活を送るのも困難になるため、くり返さないよう根本からギックリ腰を改善させることが大切です。

当店はギックリ腰改善の実績も多くあるため、改善までのプロセスをお客様の症例と合わせてご紹介します。

これまでの経過

マッサージ

長時間のデスクワークで慢性腰痛を患っている、40代男性のお客様。朝うがいをした際に、いきなり腰が痛くなったそうです。

歩くのはもちろん、横になるのも辛い状態のため、なんとかしてほしいと来店されました。

ギックリ腰は初めてではなく、年に1~2回はなっていたそうです。

鍼灸院としての診断

施術

東洋医学ではギックリ腰を季節の変わり目や温度変化、低気圧など外部の変化からも影響を受けるものと考えます。また、東洋医学には「不通即痛、通即不通」(気血が通らなければすなわち痛む、気血が通れば、すなわち痛まない)という病理原則があります。

つまり、ギックリ腰は何らかの影響により腰部を巡る経絡のどこかに気血の滞りができ、それが痛みの原因となるのです。そのため、腰部の巡りを良くすることがまず施術の第一目標となります。

施術方針

五臓

東洋医学で腰は「腎の府」といわれています。

腎はいわば生命力、元気を蓄えるところであり、腰は身体の中で要となる部位です。つまり腎の機能低下を解消させることが、腰痛の改善につながると考えます。そのため、腎のツボや経絡を使い、その人が本来持っている生命力や腎の強化を図る施術を行っていきます。

施術内容

東洋医学の治療法には「標治法」「本治法」があります。

「標治法」は対症療法のことで、痛みがある場所を直接狙う方法です。

対して「本治法」はギックリ腰の症状が出る背景になっている原因を治療する方法のことで、当店ではまず元になる原因を改善させる「本治法」を行っていきます。

鍼灸施術

このお客様の場合、腎の虚と診断されたため、まず足のツボに鍼を接触させて補いました(このときまだ鍼は刺しません)。次に腰部が障害を受けやすい脚の太陽膀胱経、足の少腸胆経に痛む部位を確認しながら子午治療で遠隔的に痛みにアプローチします。

さらにうつ伏せに体位を変え、腎と関係の深いツボである腎ユと志室の反応を見ながら鍼を施しました(このときは鍼を2~3ミリ刺入します)。また、鍼をしながら動いてもらう運動鍼も有効なため、併せて施します。最後に奇経にお灸をし、1回目の施術は終了です。

2回目以降は反応を伺いながら、その日の体調に合わせてツボを選んで根本改善を目指します。

施術回数・頻度・期間

鍼灸施術

急性の症状は早くに痛みがとれるという特徴があるため、3日連続で来店していただきました。

3日目にはだいぶ痛みが治まり、日常生活に支障が出なくなったと喜ばれていました。痛みが強くなったら来店ペースを短くし、早期回復を目指します。

お客様の場合は、症状が安定したらもうくり返したくないとのことで、週1回のペースで現在も来店されています。冷やしたり疲れをため込んだりしないことが再発を防ぐことにつながるというアドバイスも合わせて行っています。

おわりに

笑顔

ギックリ腰は急性の症状のため、なるべく早く施術を行うことが早期改善のカギとなります。

当店ではギックリ腰の痛みを緩和させるだけでなく、なぜギックリ腰が起こってしまったのか原因を究明し、根本からギックリ腰を改善させていきます。

くり返すギックリ腰の症状にお悩みの方は、ぜひお気軽に当店までご相談ください!

当店の技術は多くのメディアで紹介されています

スタッフ全員が国家資格を保有しています

当日予約も承っています