野球肘の痛みでお困りの方へ
ボールを投げると腕が痛む、肘を曲げ伸ばしすると痛い。そういった腕の症状は「野球肘」と呼ばれる病気かもしれません。
野球肘は一度発症すると完治できないことが多く、野球をしている人にはとくに気を付けてほしい症状の一つです。安易に放っておくと野球ができなくなるばかりか、日常生活にも支障をきたすケースもありますから、肘の痛みを感じたらすぐに対処することをオススメしています。
しかし、病院で治療を受けても治らないこともあるのが野球肘のやっかいなところ。対症療法で治療する西洋医学と、鍼灸の施術が中心の東洋医学では、実は症状の治り方が全然違うのです。
今回は、野球肘への対処に東洋医学がオススメの理由をお話したいと思います。
野球肘とは?
野球肘とは投球の動作によって肘を痛めるスポーツ障害のことをいいます。スポーツの中でもとくに、肘を曲げボールを投げる動作の多い野球選手が発症するケースが多く、そのため野球肘と名付けられました。
野球肘になってしまうと、
- 肘の内側が痛む
- 肘を押すと痛い
- 曲げたり伸ばしたりする動作ができない
といった症状が現れます。
野球肘になる人に年齢などは関係なく、誰にでも起こり得る炎症の病気です。とくに成長期で骨のやわらかい部分が多い小学生の野球肘の発生率は20%にもなります。
なぜ痛みが現れるのか?
野球肘の原因は、体の一部分を日常的に酷使してその部分に負担が掛かりすぎ、結果的に痛めてしまうことで炎症が起こるからです。そして野球肘の場合はとくに、手首の使い方や投球するときのフォームがよくない場合に起こりやすいです。
病院に行っても良くならないのはなぜ?
病院では、肘の炎症に対して痛みを抑える鎮痛剤や湿布の処方をします。電気治療などを取り入れることもありますが、いずれにせよ、これらは痛みの元の炎症を無くす治療ではなく、痛みを和らげるだけの対症療法と呼ばれる治療法です。
薬や電気治療などを受けている間はよくなったと感じますが、治療を止めると痛みが現れるので、完治は難しいのです。
東洋医学をオススメする理由
対症療法しか扱えない西洋医学とは異なり、あらゆる症状・不調の元を根本からなくしていくのが東洋医学です。
体は健康な状態が正常であり、体に不調や痛みが現れるのは、体の中心である五臓六腑がうまく機能せず自己治癒力も低下しているから。つまり、健康な体を取り戻せば、病気・不調・痛みは自己の治癒力によって改善できるわけです。
五臓六腑の機能を正常に戻すために、東洋医学では鍼灸での施術を行います。鍼や灸によって体中を巡る経絡上のツボを刺激することで内蔵に直接刺激を与え、滞った気・血・水の流れをよくしていきます。
すると野球肘の痛みだけではなく、それに付随して起こりやすい肩こりや首こり、不眠といった症状も同時に改善に導くことができます。そして、改善の方向に向かえば再発する可能性は対症療法よりもぐんと低くなってくるのです。
当店は小児鍼(しょうにしん)も行えます
子どもが野球肘になってしまったら、「体に負担がかかりやすい投薬よりも安全な治療をしたい」と思う親御さんも多いです。
大人と子どもでは体格も違えば成長半ばの体質的な違いもあるため、小児鍼といって大人とは異なるはり施術を行います。技術が必要なので、小児鍼を扱える鍼灸院は限られていますが、当店ではお子さんでも安心して施術を受けることができます。
鍼と聞くと怖がられる方もいますが、小児鍼では鍼を皮膚に突き刺すのではなく、棒状の器具で経絡のツボを優しくなぞるように施術を行います。実際に痛みを感じることはありませんので、ご安心ください。
痛みを繰り返す前に、まずは当店にご相談ください
子どもに鍼灸はどうなのか、と考える親御さんもいらっしゃるでしょう。ですが、薬を使って治療するよりも、自己治癒力を高める施術のほうが体への悪影響もなく、自然な施術だと思いませんか?
野球肘になってしまうと、完治するまでに難航する方もいらっしゃいます。そうなる前に、一度当店にご相談ください。野球を楽しみたい、もっと自由に体を動かしたい、そう思う方のために精一杯サポートいたします。