不定愁訴について

不定愁訴

「不定愁訴」とは、元々は臨床現場で使われていた言葉で、検査しても原因らしいものが見つからないもの、たとえば「頭が重い」「疲労感」「イライラする」というような主観的な自覚症状がある、そんな悩ましい状態のことを指す言葉です。

不定愁訴の症状は個人によってさまざまです。特徴として症状に波があることが多いのと、主観的な症状であるため周囲の理解を得ることが難しく、そうした精神的な孤独面の問題が出てくる病です。

科学的な解明はまだ?

人体

病院へ行っても、「不定愁訴」と診断されるということは、つまりは「治すことができない」と言われているのと同じことです。病院では不定愁訴の症状がみられると、主に以下の4つの種類に分けたりしますが、いずれにしても、精神的な病気として扱われることが多いですね。

  1. 抗うつ型
  2. 神経症型
  3. 心因性自律神経失調型
  4. 本態性自律神経失調型

当てはまる病名

たとえば体がだるい、頭が重くて起き上がれない、などといった原因不明の症状では、「軽症うつ病」や「急性ストレス反応」といった病気と診断されることもあります。他にも、「身体表現性障害」や「心身症」「パニック障害」「適応障害」など、これらをすべてひっくるめて「自律神経失調症」と診断が下りることが多々あります。

こうした病名がつくとそれに応じて薬を処方されることもありますが、実は薬を安易に飲むのはオススメできません。

薬の危険性を考えよう

飲み薬

カウンセリングや食事療法などで症状の改善がみられない場合、西洋医学では抗うつ剤や睡眠薬を処方するのが一般的な対応です。

しかし、睡眠薬は服用のリスクとして依存度が強い傾向にあり、睡眠薬の服用をやめた場合に睡眠障害が起こる可能性が指摘されます。抗うつ剤は眠気・集中力の低下・便秘・ドライマウスといった副作用が確認されています。薬はどんなものにしても、そうした副作用と付き合っていかなければならないのが難点です。

もう1つ、薬はあくまで症状を和らげるだけのものなので、症状を治療するわけではありません。病名が分かったとしても、不定愁訴は特に原因が分からない症状が多いので、西洋医学では症状を改善するのがなかなか難しいのです。

東洋医学は膨大な経験データから施術する

気血水

東洋医学では、約4000年の療法経験から、「この症状にはこの方法が効いた」といった事実をもとに東洋医学オリジナルの理論を築いています。それが「気・血・水」の巡りや体の「陰陽」といった独自の施術方法の根幹になっています。

この独自の経験に基づく理論があるからこそ、「頭痛がする」という人がいたら頭を診察して治療を行うだけの西洋医学に対し、東洋医学では全身の不調にも目を向けることができ、西洋医学では治せない病気を改善することが可能なのです。

不定愁訴はなぜ起こるのか?

疑問

東洋医学では、不定愁訴が起こる原因として「気の流れ」が滞っていることに注目します。「気」とは、たとえば「元気」「勇気」「覇気」「気分」といった言葉に使われている意味のまま、「見えないけれど、心身のバランスを均等に保っているもの」であり、体の経絡を巡っていると考えられています。

気の存在を曖昧に感じられる方も、東洋医学では4000年もの間この「気」を扱って民間療法を行ってきました。その経験・実績・知識によって今の施術方針があります。そして、施術を受けられた方が「症状が改善した」という事実があるからこそ、今日まで続いていることをお伝えしたいと思います。

鍼の施術について

はり施術

鍼や灸を使って行う鍼灸施術では、不定愁訴によくみられる同時多発的な症状に対して、同時に改善を促すことができます。たとえば、

  • 頭がだる重い
  • 花粉症などの鼻炎症状
  • やる気が出ない

といったような症状を、個別に分けて施術することはありません。

まずは全身のカウンセリングを行い、そこから丁寧に施術をはじめます。病院といえば「鼻は耳鼻科へ」「頭痛は内科へ」のように症状を分けて考えなくてはならないものですが、東洋医学ではそのようなことがありません。

当店の施術について

鍼灸施術

東洋はり灸院は、東洋医学の中でも特に「経絡治療」という方法に特化した鍼灸院です。経絡治療は気の流れの中にあるツボを刺激することでより早く確実に効果を促せる施術で、高い技術力が必要な施術方法になります。当店にいらっしゃる方は個人差はありますが、4回~6回くらいから効果を実感していただけています。

継続的な施術で、心も体も健康な生活をおくってみませんか?

当店の技術は多くのメディアで紹介されています

スタッフ全員が国家資格を保有しています

当日予約も承っています