梨状筋症候群について
- 長時間座っているとお尻が痛くなってくる
- 股関節に痛みがある
- スポーツのあとにお尻・太ももの痛みが現れた
あなたの感じるそのお尻の痛み、もしかしたら「梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)」かもしれません!
梨状筋症候群の症状の改善には、私たちが得意とする東洋医学の鍼灸施術が効果的です。今回は、その理由を東洋医学の観点から解説していきます!
そもそも梨状筋とは?
なかなか聞き慣れない「梨状筋」という筋肉ですが、お尻の深い場所にある筋肉のことを指し、股関節の動きをサポートする大切な役割を担っています。
また、梨状筋の下には坐骨神経という神経が通っています。坐骨神経は腰から足にかけて伸びる神経で、末梢神経のなかでもっとも長い神経です。
梨状筋症候群が起きる仕組み
お尻や股関節に痛みが現れる梨状筋症候群ですが、梨状筋自体が炎症を起こしているわけではありません。本来柔らかい梨状筋が何らかの影響により硬く緊張し、坐骨神経を圧迫することが原因とされています。
坐骨神経は腰から足にかけて伸びる長い神経。症状が悪化すると、痛みはお尻だけでなくふくらはぎ、足首と徐々に広がっていきます。そのため早めのケアが必要なのです。
梨状筋症候群になりやすい人
梨状筋症候群のリスクがあるのは以下のような方々です。
- デスクワークが中心の仕事をしている
- 長時間の運転を頻繁にしている
- 股関節を酷使するスポーツ(ゴルフ、サッカーなど)をしている
- 足をよく組む
- 長時間の立ち仕事をしている
筋肉痛だと思い込んで湿布やマッサージに通う方も多くいらっしゃいますが、先ほどお話した通り梨状筋症候群の原因は神経にあります。そのためなかなか改善しないと長い間お悩みになるケースも多いです。
西洋医学での治療方法
梨状筋症候群の症状が出たら、多くの方は整形外科を受診すると思います。
整形外科を受診すると、痛み止めとして消炎鎮痛作用のある湿布や神経ブロック注射などが治療として選択されます。症状のレベルによっては電気療法や温熱処置といった物理療法を施す場合もあるでしょう。
ストレッチ療法を勧める病院もありますが、梨状筋は非常にデリケートな筋肉であり、過剰に負荷をかけると逆に悪化してしまう恐れも。
西洋医学では根本からの改善はできない?
病院で選択されるどの治療法も対症療法でしかなく、根本からの改善は見込めないでしょう。梨状筋の切断手術をする選択肢もありますが、体にメスを入れる不安や後遺症のリスクを考えると最善とはいえないでしょう。
東洋医学から見た梨状筋症候群
東洋医学では、体の不調は体内の「気」「血」「水」のバランスが崩れているから起きると考えられています。
- 「気」・・・生命エネルギー
- 「血」・・・血液
- 「水」・・・リンパ液などの体液
私たちの体を巡る「気」「血」「水」のうち、一つでも上手く循環していないと体に不調が現れます。
気・水・血の乱れと梨状筋症候群
たとえば「血の巡りが悪くなると坐骨神経痛が悪化する」「リンパ液の流れが滞ると下半身がむくむ」など、気・血・水の乱れは梨状筋症候群の症状にも影響していることがわかります。
また、梨状筋症候群の症状が出る人は体質的に冷え性や偏頭痛、眼精疲労などの悩みを抱えているケースが多いです。これらは梨状筋症候群とは無関係に思えますが、同じく気・血・水の乱れによる症状。東洋医学の施術なら、一見相関のなさそうな症状でも改善が見込めます。
当店での施術の流れ
当店では以下のような流れで施術を行っていきます。
- 四診法(カウンセリング)
- 経絡治療
- 今後の改善方法についてご説明
四診法(カウンセリング)
望診(ぼうしん)、聞診(ぶんしん)、問診(もんしん)、切診(せっしん)を合わせた「四診法」を用いて総合的にカウンセリングするのが当店の特徴です。
四診法は視覚や聴覚などの五感を使って不調の根本を探っていく手法で、症状が出ている部位だけでなく一見無関係な部位も注意深く観察していきます。
また、生活習慣や食事内容などもヒアリングし、総合的に不調の根本を探り当てます。
経絡治療
四診法によるカウンセリングで不調の根本を捉えたら、次は鍼とお灸でツボ(経穴)に刺激を与えていきます。ツボ同士をつなぐ経絡は「気」「血」の通り道。ツボを刺激することで体の循環を改善していきます。
梨状筋症候群の症状でお悩みの方には、陽陵泉(ようりょうせん)、外関(がいかん)と呼ばれるツボを刺激していくと効果的です。
また、鍼やお灸と聞くと痛みや熱さをイメージする方もいらっしゃいますが、当店で使用する鍼とお灸は日本人向けに作られた安全・安心なもの。痛みや熱さを感じることなく施術を受けていただけます。
今後の改善方法についてご説明
当店がめざしているのは、お客様自身が持つ自然治癒力や免疫力を引き出し再発しない体を作ること。施術のあとは今後の施術の方向性について丁寧にしっかりご説明いたします。また、必要に応じて食事や生活習慣指導もさせていただきます。
【動画】梨状筋症候群について
今現在、梨状筋症候群でお困りの方は、ぜひこちらの動画も参考にしてください。
梨状筋症候群は東洋医学で改善可能!
「梨状筋症候群と診断されたけど、一向に症状が回復しない・・・」とお悩みの方は、ぜひ当店にお越しください。痛みの根本を探ることで症状を改善させ、再発を防いでいきます。
まずはお気軽にご相談くださいね!