坐骨神経痛の方にオススメの2つのツボ
おしりや太ももから足先にかけて、しつこい痛みやしびれといった症状が続く坐骨神経痛。坐骨神経痛に悩む人は年々増えているといわれ、当店でも坐骨神経痛の症状を訴える方が多くいらっしゃいます。
そこで今回は、坐骨神経痛の症状改善におすすめのツボについてお話ししたいと思います。
そもそも坐骨神経痛って何?
坐骨神経というのは大体おしりから出ていて、太ももの裏側を通って膝辺りから横へ神経が分かれています。坐骨神経痛とはその神経のラインが痛む症状です。
坐骨神経痛はおしりや太もも辺りが痛みますが、実は原因は背骨の構造にあります。そのため、痛む部位にいくら湿布を貼ったり痛み止めを飲んだりしても、根本の原因は改善されないのです。
坐骨神経痛のSOSサイン
坐骨神経痛は進行性のため、その場しのぎの対症療法に頼っていては症状の悪化を招く恐れがあります。そのため、坐骨神経痛のSOSサインを見逃さず、早めに対処することが大切です。
- おしりに痛みやしびれがある
- 足が痛くて立っていられない
- 下半身の広い範囲でピリピリした皮膚の痛みがある
- 最近転びやすくなった
- 排尿や排便のコントロールができない
このような症状がある方は、ぜひ一度当店へご相談ください。
鍼灸施術とツボの関係
東洋医学の鍼灸は、気や血の通り道である経絡(けいらく)と体表部の接点であるツボ(経穴)にアプローチをする施術です。
東洋医学ではツボや経絡を通してつながっている臓腑に病変が起こっていると、身体に不調が現れると考えます。そのためツボに鍼やお灸で刺激を与えて臓腑を活性化させることが、坐骨神経痛の改善につながるのです。
坐骨神経痛におすすめのツボ
坐骨神経痛の改善におすすめのツボは2パターンあります。それぞれの症状によって使い分けているため、まずは自分の症状をチェックしてみましょう。
①金門(きんもん)
太ももの裏など、身体の後ろ部分が痛いときは、東洋医学ではよく膀胱経のツボを使用します。
東洋医学にはツボの道というものがあり、太ももの後ろを走っているのがこの膀胱経というツボの道です。
膀胱経のツボの中でも、足の小指側にある金門(きんもん)と呼ばれるツボは坐骨神経痛によく使われます。
②陽陵泉(ようりょうせん)
身体の横側に出る症状に強いのが、短怪と呼ばれるツボの道です。その中でも坐骨神経痛の場合は陽陵泉(ようりょうせん)を使用します。
陽陵泉は膝の外側の少し下にある腓骨小頭という出っ張り部分のすぐ下にあります。
おわりに
今回は坐骨神経痛に方にオススメの2つのツボをご紹介しました。
どちらのツボもお灸での施術がおすすめです。お灸はセルフでも可能なので、ぜひ一度ご自宅でもお試しください。