徳川家康は健康オタクだった?

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徳川家康の像

徳川家康は平均寿命40歳の時代に73歳と長命でした。

粗食や運動(鷹狩り・水泳・乗馬)などかなり健康に気をつかっており、中でも漢方に関しては、久能山(静岡県)の麓で薬草を育て、自ら調合するほどだったといわれています。

その徳川家康が愛用していた漢方は八味地黄丸(はちみじおうがん)

主に足腰の痛み、冷えや頻尿など、腎の衰えからくる不調に用いられます。

「老化は腎の弱りから」と言いますから、腎の働きを高めることこそが、家康の長生きの秘訣だったのかもしれません。

老化は腎の弱りから

腎臓

腎は生命力が宿る臓器です。(腎の弱り=生命力の低下)

腎は寒さに弱く機能が低下すると、次のような症状もでてきます。

  • 足腰の弱り、冷え
  • むくみ
  • 頻尿、膀胱炎
  • 髪が抜ける、コシがなくなる
  • 耳鳴り
  • 更年期障害

また、腎が衰え老化が進むと唾液が出なくなります。

赤ちゃんが沢山唾液を出すのは、生まれたばかりで生命力が高いから。唾液が出なくなってきたら老化(腎の衰え)のサインです。

対処法

スクワット

  1. よく噛んで食べる(唾液を分泌させる)
  2. 足腰を鍛える(スクワットや散歩)
  3. 体を冷やさない

オススメの食材

  • 黒い食べ物(黒豆、黒ゴマ、黒米)
  • 人参・自然薯
  • 種子類、ナッツ類

ツボ

湧泉(ゆうせん)…場所は「足底の土踏まず」にあります。

湧泉

108歳の長寿!徳川家3代に仕えた南光坊天海の養生訓

橋

気は長く
勤めは固く
色うすく
食細うして
心ひろかれ

気を長く持って(短気はNG)

仕事はしっかりこなし
色欲を抑えて
食べ過ぎず(粗食)
広い心を持ちましょう

贅沢な食事を避け、精神を穏やかに保つなど現代にも通ずる養生訓ですね。

ぜひ参考にしてみてください。

吉澤先生