【不眠でお悩みの方へ】寝付けない時にリラックスできるツボ 3選

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マッサージ

睡眠は生活の基本であり、カラダの調子を整えてくれる時間です。それは、身体の疲れをとるだけでなく、大脳の疲れを取れると言われているからです。

大脳の疲れは睡眠でしかとることができないといわれ、睡眠中に出る成長ホルモンなどは肌の修復や生まれ変わりと関係しています。このことから睡眠の大切さがうかがえます。

睡眠がうまくいっていないことは、携帯電話で例えると「充電がしっかりできていない狀態」と同じです。そのような狀態が続けばカラダが不調を起こすのは当然です。

眠りが浅い、寢つけないというのもカラダからでているなんらかのサインになります。そのサインを東洋医学的な観点から分けてみました。不眠でお困りの方は、どれに当てはまるかみていきましょう。

東洋医学が捉える「2つの不眠の原因」

不眠症

東洋医学では「不眠は心の病気」といわれています。ここでいう「心」とは「心臓…循環器系」「こころ…精神」を指しています。

こちらの不眠の原因としては「栄養不足からくるもの」と「ストレスからくるもの」に分けられます。

栄養不足

胃腸機能の低下や加齢によって、身体の栄養(を運ぶ血)が不足し、血虚(けっきょ)の不眠となります。

ストレス

自律神経系が影響を受け、気の流れが滞っている気滞(きたい)の不眠になります。


では、血虚(けっきょ)と不眠と気滞(きたい)の不眠について解説いたします。

原因1 栄養不足による不眠(血虚の不眠)

食生活

胃腸機能の低下や加齢、過労により身体の栄養(を運ぶ血)の不足が原因で起こる不眠の症状としては

  • 眠りが浅い
  • 疲労感
  • 食欲不振
  • 貧血

などがあげられます。

対策としましては、次の4つが効果的です。

  1. 黒い食材(黒豆・ひじき・レーズン)を食べる
  2. 刺激物、冷たいものは避ける
  3. 散歩、ストレッチ等 軽い運動
  4. オススメの漢方(加味帰脾湯)

原因2 ストレスによる不眠(気滞の不眠)

ストレス

ストレスにより自律神経系が影響を受け、気の流れが滞っている不眠です。東洋はり灸院に来られる不眠でお悩みの方の5~6割はこちらの不眠になります

こちらの場合は頭にある百会というツボが非常に効果的で気滞(きたい)の不眠には必ず使います。百会はのちほどご紹介します。

症状としましては

  • イライラ
  • 寝つきが悪い
  • のぼせる
  • 胸苦しい

などがあげられます。

対策として、以下の4つがオススメです。

  1. 玄米、緑茶、柑橘類、香味野菜を食べる
  2. 深呼吸(吐く方を意識する)
  3. ストレス発散
  4. オススメの漢方(柴胡加竜骨牡蛎湯)

気滞(きたい)の不眠の場合は「頑張りすぎ」「考えすぎ」で起こっています。ですので、好きなことをしたり、リラックスできる時間を増やすことが大切です。ウォーキングや日光浴など簡単にできることから取り入れていくといいでしょう。

夜、何度も目が覚める?(夜間中途覚醒)

夜間中途覚醒

また、それ以外にも夜中に途中で目覚める気虚(ききょ)の不眠もあります。

夜中に何度も目を覚ましてしまう状態が数週間〜1カ月以上も続いているのは肺が弱り、気虚(ききょ)の可能性があります。

気虚とは車でいうガソリンが足りていない状態(エネルギー不足)のこと。

東洋はり灸院では気虚の不眠で来られた方には気海(きかい)というおなかにあるツボをお灸で刺激。エネルギー不足の状態を緩和していきながら施術していきます。

対処法としては

  • 生もの、冷たいものは避ける
  • 食事は空腹を感じたら!
  • 適度な運動(トレッチ、散歩)
  • オススメ食材(大豆・穀物・芋類・人参・ナツメ・かぶ)

などがあげられます。

自律神経のバランスを整えよう

人体

いずれの不眠を解消するためには自律神経のバランスを整えることが大切です。

自律神経とは、身体の働きを調整する神経のことで、交感神経副交感神経のふたつのことをいいます。主に交感神経は身体の働きを促し、副交感神経は逆に休ませるといった役割を持ち、このバランスが大切です。これが乱れると不眠の原因になります。

睡眠の質を高める三つのツボ

睡眠

今回は自律神経のバランスを整えて、睡眠の質を高めてくれる

  1. 労宮(ろうきゅう)
  2. 百会(ひゃくえ)
  3. 失眠(しつみん)

この三つツボをご紹介していきます。

①労宮のツボ

このツボは心包経という経絡上に存在します。

手のひらの血流が悪くなると、自律神経を緊張させ、心臓に負担をかけることに繋がってしまいます。手の真ん中に位置する「労宮」を押すことにより、血行が良くなりカラダの緊張を緩和させ、脳もリラックスできます。

ツボの位置

労宮

場所は手を握ったときに、人差し指と中指の先端の中間にあります。精神に働きかける作用のあるツボ になります。

緊張したときに手のひらに「人」という字を書いて飲み込むというおまじないもありますが、これも労宮を刺激して心を静める動作といわれています。

効能
  • 自律神経の調整
  • イライラ
  • 精神的な疲労回復
  • 緊張をほぐす

などがあり、主に精神疾患によく使われます。

②百会(ひゃくえ)のツボ

「百会」は、百(多様)な経絡が会(交わる)という意味の名をもち、さまざまな効果をもつ万能ツボになります。その「百会」が自律神経と直結してその働きを整え、不眠を解消してくれます。

自律神経は全身の内蔵や血管の機能をコントロールしている神経です。この働きを整えることによって、身体全体にその効果を発揮してくれます。「抜け毛(薄毛)や頭痛」などの症状を改善するツボとしてとくに知られていますが、不眠治療にも当院では使用しています。

ツボの位置

百会

百会のツボは頭のてっぺんにあります。両耳の一番高いところを結んだ線と、鼻からまっすぐ上にいくラインのそのふたつの線が交わる頭頂部にあるのが百会です。

効能
  • 自律神経の調整
  • ストレス
  • PMS
  • 不眠

などがあげられます。

③失眠のツボ

このツボは「眠りを失った時に効果的なツボ」という意味で「失眠」と名付けられています。神経症やうつ症状などを改善する効果もあわせもつツボですが、鍼灸師の間では「失眠といえば不眠」と連想されるほど眠りに対する効果が期待されています。

不眠症や神経症、うつにも効果的なことから、心を安定させてくれる癒しのツボだといえるでしょう。当院では不眠症の方への失眠のお灸は欠かせません。

ツボの位置

失眠

足の裏で、かかと部分のちょうど中心に位置します。

効能
  • 不眠
  • 冷え予防
  • 自律神経の調整

※ポイントは強く押しすぎないこと!強く押したり揉んだりすると逆効果です。4~5回繰り返すのがオススメ。

ツボを押す時に「息を吐いて」、離すときに「息を吸う」ようにして、呼吸を意識しましょう!お灸を据えると更に効果的です。

簡単にできるセルフケア

ツボ押し以外にできることもあるのでご紹介します。

寝る前に白湯を飲もう!

温まる

夜寝る前に飲む白湯は睡眠の質を高めてくれます。

睡眠の質が高まると、血流の流れが良くなり、内蔵機能を高めて体の修復にしっかりエネルギーをまわせるのでオススメですよ!

他にも、こんな効果効能が期待できます。

  • 便秘解消
  • 冷え性
  • デトックス
  • リラックス効果

ぜひお試しください。

憂鬱な朝に!温かい飲み物を持つ

ホットドリンク

もし、あまり睡眠がよく取れなかった場合はどうしたらいいのか?

朝、憂鬱でなかなか動けない時ありますよね。そんな時、私は両手で暖かい飲み物を持ちます。(テーブルの上に置いて、手を添えるだけでもOK)

手のひらにある自律神経を整える労宮のツボが温まり、気持ちを落ち着かせて体をほぐしてくれますよ。深呼吸も忘れずに。

最後に

鍼灸施術

健康や美容に大きく関係する睡眠ですが、睡眠がうまくとれると生活の質が上がります。そうなるとできることが増え、より豊かな人生へ変えていくことができます。

より豊かな生活を手に入れるためにもできるところからはじめてみてはいかがでしょうか?

不眠にもさまざまな種類があり、それぞれ東洋医学では考え方や対処法が異なります。一人ひとりの不眠症にあわせて施術できるのが、東洋医学の強みだと思っています。

東洋はり灸院では薬を使わないカラダに優しい東洋医学を実践しておりますので、お困りの方はぜひご相談ください。

吉澤先生