新型コロナウイルス感染症の後遺症と鍼灸について

- update更新日 : 2023年02月10日
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予防と対策

新型コロナウイルスの流行に伴い、当店でもコロナ罹患後に体調不良が続く方のご相談が増えています。症状としては

動悸、やる気が出ない、疲れやすい、不眠、のどの痛み、咳、呼吸困難、食欲不振、嗅覚・味覚障害 など

とさまざまですが、医療機関にかかっても鎮痛剤や漢方薬、抗不安薬、睡眠薬などの服用を勧められるだけで、改善が見られないどころかさらに悪化するパターンも多くあるようです。

こういった症状は慢性的なものも多いですが、東洋医学は慢性症状の改善を得意としています。そこで今回は、東洋医学の視点から新型コロナウイルスの後遺症と鍼灸について解説していきます。

なぜ薬を飲んでも後遺症が改善されない人がいるのか

くすり

咳や不眠など、後遺症の諸症状には薬が処方されるのが一般的です。もちろん、薬の服用で症状が解消される方もいらっしゃいますが、なかなか改善されずに悩む方も少なくありません。

ではなぜ薬を飲んでも改善しないかというと、それらの対症療法の効果はその時点で現れている症状に対してのみに限定されてしまい、根本的な解決まで至らないからではないでしょうか。こうした長引く後遺症のような慢性症状や不定愁訴には、東洋医学が効果を発揮します。

【東洋医学】鍼灸のアプローチ法

鍼灸施術

東洋医学の場合、お客様が訴える主訴だけでなく、お腹や脈、肌の状態など、身体全体をみながら施術方針を立てていきます。そのため、その症状を起こしてしまう原因そのものにアプローチできるため、根本改善が可能です。

また、新型コロナウイルスのワクチン接種が進む中、接種後の体調不良についても当店ではよくご相談をいただきます。例えば接種直後に腕が上がらない、不眠や関節痛や筋肉痛が辛い、自律神経の乱れを感じやすくなるなどの症状が現れるようです。

ワクチン後遺症、ワクチン副反応というワードをたびたび見かけることがありますが、どんな不定愁訴にも対応できるのが鍼灸の強みと言えるでしょう。


当店に来られたお客様の中には、コロナ罹患後に解熱はしたものの、食欲がわかずに食べても吐き戻してしまうという症状をお持ちの方がいらっしゃいました。そのお客様は当店に2週間の間に9回通っていただき、その症状は改善されました。

また、病院で慢性疲労症候群と診断を受けた方もいらっしゃいましたが、週に1回のペースから始め、徐々に間隔を空けていきながら約半年間通っていただきこちらも症状の緩和を叶えることができました。

梅は三毒を断つ

梅干し

こうしたコロナの後遺症や不定愁訴には、が力を発揮することをご存知ですか?

梅は平安時代より「水毒」「食毒」「血毒」の三毒を解毒する民間薬として重宝されていました。

①水毒

体内の水分の汚れを指します。解毒されることでむくみの予防と解消が期待できます。

②食毒

暴飲暴食や不規則な食生活により、余分なエネルギーが体内に溜まっている消化不良の状態です。解毒されることで疲労回復にもつながります。

③血毒

血液が汚れるため、肌荒れや貧血を引き起こします。解毒されることで血液がサラサラになります。

これら三毒のほかにも、ワクチンのような「薬毒」も例外ではありません。

薬毒

薬害

薬の副作用で身体が過敏に反応している状態です。改善には体内に溜まっている毒を排出させる必要があります。

これらの毒は、身体の外に出さないと毒が体内を巡ってさまざまな悪さをします。梅はそれらの毒を体外に排出させる作用が強いので、お困りの方は積極的に摂取するのがオススメです。

まとめ

ワクチンの是非はここでは問いませんが、ワクチン後の後遺症についての相談所は「全国に400ヶ所以上」あることをご存知ですか? つまり、この事実はワクチンの後遺症で悩まれている方が多い証拠ではないでしょうか。

今お悩みの不調のどこからがコロナ(ワクチン)の後遺症なのかは明確に線引きすることはできませんが、さまざまな症状をお持ちの方をみさせていただく中で改善している例はたくさんあります。

どんな些細なお悩みでも構いませんので、東洋医学の鍼灸施術を検討されていれば、ぜひ当店へご相談ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

吉澤先生