「バカは風邪を引かない」って本当?

- update更新日 : 2023年01月31日
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風邪

バカは風邪を引かない」ということわざは、誰もが一度は耳にしたことがあると思います。このことわざの本来の意味は、いわゆる「馬鹿」と呼ばれる人間の鈍感さに対して、風邪を引いてもその症状を自覚しないだろうという例えになります。

しかしこの例え、あながち間違ってはいないのです。そこで今回は、「バカは風邪を引かない」を東洋医学の視点から紐解いていきます。

そもそも風邪とはどのような状態か

体調不良

風邪はウイルスが身体の中に入り、体内で増殖してしまった状態をいいます。身体がそのウイルスを排除しようすると、さまざまな症状が引き起こされる仕組みです。

身体には本来、ウイルスなどを排除しようとする免疫があり、免疫がしっかりしていればウイルスが入ってきても排除されるので風邪にはなりません。つまり、風邪を引きやすいか引きにくいかを左右するのは、免疫がしっかりしているかどうかで決まるのです。

免疫力はメンタルが重要

メンタル

免疫を大きく左右するもののひとつが「メンタル」です。例えば、「辛い」「悲しい」「悔しい」「苦しい」といった言葉を聞いたり口にしたりすることによって、人はどんどん体力や精神力が奪われます。そうすると本人だけでなく、周りの人も病気になりがちになったり、集中力がなくなることで思わぬ事故やトラブルに巻き込まれたりしてしまいます。

逆に「嬉しい」「楽しい」「幸せ」などのプラスの言葉は、本人だけでなく周りの人も元気にするのです。プラスの言葉や感情が増えると風邪を引きにくくなり、例え引いたとしても軽い症状で済むことが多くなります。つまり、メンタルが下がる状況では免疫力も下がり、メンタルが上がる状況では免疫力が上がるのです。

東洋医学では感情と身体は表裏一体

東洋医学の解説

東洋医学においても「感情と身体はつながっている」と考えます。なぜなら、感情の起伏が激しいと身体の循環が悪くなり、結果的に臓腑の機能を落とすことになってしまうからです。

昨今、件のウイルスの終息の目途はまだつきませんが、その中で「嬉しい、楽しい、幸せ」と感じる人や人を恨むことなくニコニコしている人を見て、「あなたは苦労がないのか」とバカを見るような目を向ける人がいるかもしれません。

しかし、そのような人はそもそも受けるストレスが少なく、免疫力も他の人より高くなっています。これが「バカは風邪を引かない」という真実ではないでしょうか。

まとめ

リフレッシュ

要するに「バカは風邪を引かない」とは、不平不満を言わない、気にしない、周りに振り回されない、元気に笑顔でいる、周りに感謝するなどのスキルを磨くことが風邪を引きにくくすることにつながるということです。

免疫力をアップさせるなめにも、日頃から「楽しい、嬉しい、幸せ」といったプラスの言葉を使うことや、笑顔を心がけてみるのはいかかでしょうか。

当店では免疫力を高める施術も行っていますので、風邪を引きやすいとお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

吉澤先生