高血圧における鍼灸施術

血圧測定

大津石山院 院長の吉澤です。

今回は、本日は高血圧に対して鍼灸がどう向き合っているかについてお話しします。

東洋医学には高血圧に関する知識や経験が積み重ねられている

東洋医学の解説

当店にいらっしゃるお客さまのお悩みごとはさまざまです。高血圧がいちばんの問題だという方がおられる一方で、さまざまなお悩みごとのひとつが高血圧だという方も。

東洋医学は、「この症状の方にはこういった施術に効果がみられた」という先人たちの知識や経験を積み重ねてきたもの。高血圧でお悩みの方にも、どのような施術がよかったのかという知識が集められています。

高血圧は身体にどんな影響を及ぼすのか

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最低血圧(拡張期血圧)が90mmHg以上もしくは最高血圧(収縮期血圧)が140mmHg以上のどちらの状態であっても、高血圧と診断されます。

高血圧の原因になるのは、血管が硬くなる動脈硬化や血圧の循環障害。血がドロドロになっていると抵抗が多くなり、血流が悪くなります。それが、血圧の上昇へとつながると考えられているのです。

高血圧を放っておくと

高血圧の状態が続くのは、非常に怖いことです。血液がドロドロの状態のままにしていると、血栓という血液の塊ができます。それが身体中をめぐって、とても細い脳の血管に詰まってしまい、脳卒中を引き起こすのです。

その一方で、血圧を無理に下げることはおすすめできません。これは、無理に血圧を下げることで血液が身体中にいきわたらなくなる可能性があるから。この状態になると、脳にも血液がいきわたらず、痴呆や認知症につながるかもしれないのです。

東洋医学が目指すもの

鍼灸

一番いいのは、薬を飲まず、自然に血圧を下げられる身体になること。こうした身体になれば、身体が必要とする量の血液がいきわたり、循環障害も改善されます。脳卒中のリスクも下がるでしょう。「血圧を自然に下げられる身体作り」のために東洋医学では、五臓を使って施術していきます。

加齢によって血管がどんどん固くなる動脈硬化は、腎臓に関連にする症状です。腎臓は水を担当している器官で、膀胱にも密接な関係があります。腎臓のバランスが悪くなると、トイレが近くなったり耳が遠くなったり骨がもろくなるなど、加齢に伴う症状も次々と現れることに。

動脈硬化の症状がある方には、腎臓のツボを使って施術します。また、血液の循環障害が見られる場合も、肝臓のツボを用いて高血圧を改善していくのです。

【動画】高血圧の方が注意すべき事!

統括院長 石丸の解説

高血圧を改善された方との対談

※施術効果には個人差がございます。

一人ひとりの身体の状態を正しく判断すること

腕組

一言で高血圧とはいっても、加齢に伴うものなのかストレスが原因になっているのかで指導方法も施術で用いるツボも変わります。症状の原因をしっかり見極めたうえで施術するのが、東洋医学の基本です。

そのためにも、当店では、四診法(ししんほう)という方法でお客さまの身体の状態を見て聞いて、実際に触って判断していきます。術者の五感を使って施術にあたるというのが、東洋医学における伝統的な鍼灸なのです。

東洋医学の伝統に基づいた方法で施術を受けたいという方は、東洋医学を専門とする鍼灸院に足をお運びください。

当店の技術は多くのメディアで紹介されています

スタッフ全員が国家資格を保有しています

当日予約も承っています