つわりの原因と対処法について

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悪阻

妊婦さんが悩まされる症状のひとつに、つわりが挙げられます。妊娠中は薬も飲めないため、我慢してツライ症状をやり過ごす方も多いようです。

でも実は、つわりは東洋医学の力で、薬を使わずに改善させることができます。今回は東洋医学の視点からみたつわりの原因と、改善法について詳しく解説していきます。

つわりは創生相克の関係でつながる五臓に関係あり!

五臓

つわりは人により起きる人と起きない人がいて、理由もさまざまあります。西洋医学ではまだつわりの原因特定に至っていませんが、ホルモンバランスの崩れではないかという考えが一般的です。

一方、東洋医学では、つわりに対する対処法が確立しています。

①食生活

1つ目は、今まで食べてきた食べ物が影響しているという考えです。赤ちゃんにちゃんとした栄養を行き届かせるために、母体は体内環境を正常に保つ必要があります。

しかし、これまでの食事の影響で身体の中が汚れていると、母体は断食をしているような状態になります。これによりつわりが起こると考えられていますが、つわりがない方が全員食生活をキチンとしているということはありません。

そのため、この説にはいささか疑問が残ります。

②五臓の影響

2つ目は、五臓が影響しているという考えです。鍼灸師の方は、五臓について勉強したことがあると思います。

五臓である肝・心・脾・肺・腎はお互いつながっていて、創生相克の関係で症状が出ます。

ここで、五臓に関する一例を紹介します。肺の場合、ぜん息体質の方の発作が出やすい時期は秋といわれています。なぜなら、色体表で見ると肺と秋はつながっているからです。

暦でいうと8月7日の立秋以降、乾燥して呼吸器系が乱れます。立春に肝が不安定になるのは、斜めの相剋関係で起こるからです。

生理前や排卵前になると肝は働くので、食欲が増したりイライラしたりといった症状が出ます。

つわりは心臓以外の臓器が混乱することで起こる?

人体

妊娠すると赤ちゃんにも心臓ができるため、身体に2つ心臓があることになります。心は五臓のなかで、精神神経活動をつかさどる最高指導者という位置づけです。

ほかの臓器は心が2つになることで混乱し、これがつわりの症状を引き起こすと考えられます。

つわりは気持ち悪くなるというのが一般的なイメージですが、実は倦怠感や長期間の微熱など、さまざまな症状が出ます。これも、創生相克の関係が影響しているのです。

 約12〜16週間で母体のほかの臓器も順応し、症状は治まります。

しかし、中には出産するまで改善されない方もいらっしゃいます。つまり、つわりは心臓が2つになることでほかの臓器が驚き、創生相克の関係により五臓のバランスが乱れることで起こるのです。西洋医学とはまったく違うこの考え方を聞いて、東洋医学に興味を持っていただけたら嬉しく思います。

現役鍼灸師が実例で紹介!重いつわりには苦いものが効く

東洋医学の説明

ここで、つわりの症状にお困りの方に、改善に有効だった当店の事例をご紹介します。効果の有無は個人差によりますので、一度お試しになってみるのがオススメです。

つわりは、専門外来を設けているクリニックもございますので、病院で対処できない訳ではありません。日常生活に支障をきたすような重いつわりの場合、点滴治療をするところもあるでしょう。しかし先にもお伝えしたように、西洋医学でつわりは原因の特定までは至らず、薬に依存しています。

一方、東洋医学はつわりに対して母体に負担がかからない対処法があります。以下でご紹介する漢方薬お茶などは、すべてインターネットで購入が可能です。手軽に手に入るものばかりですので、ぜひお試しください。

その1 漢方

まずご紹介するのは漢方薬の小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう)です。つわりに効く一番有名な漢方薬で、当店のお客様も飲んだら楽になったという方がいらっしゃいます。 また、漢方薬の人参湯は、お腹を温め消火器系に作用するため妊娠中は重宝されます。

漢方薬

つわりは苦いものが身体によく効くので、センブリ茶ゲンノショウコもオススメです。

センブリ茶は苦味が強くてお茶として飲むのが難しい方は、錠剤タイプも売っています。

ゲンノショウコは、不快感の解消や整腸作用があるため吐き気のあるつわりに効果を発揮します。苦味のある食べ物として、ゴーヤを選んでもいいですね。

その2 鍼灸のツボ

施術

苦味のあるもの以外にオススメなのが、鍼灸施術です。つわりに効くツボとして、お腹にある『中かん』と、足の裏にある『裏内庭(うらないてい)』があります。

先に紹介したものを試してもつわりが治らない場合、1回の鍼灸施術での改善は難しいです。

そういった方は当店に何度か来店していただき、一緒にじっくり改善を目指しましょう。

統括院長である石丸は、医薬品登録販売者という資格を持っていますので、ここではそちらに基づいた情報を提供いたしました。

つわりの症状にお悩みの方は東洋はり灸院へ

鍼灸師

つわりはひどいと日常生活にも支障が出ることもあるため、早期改善が望まれます。原因不明とされているつわりの症状は、東洋医学の鍼灸や漢方で改善が可能です。薬に頼らず身体に優しい施術なので、ぜひ一度お試しください。

お母様とお腹の赤ちゃんの健康を守るため、東洋はり灸整骨院スタッフ一同、精一杯サポートさせていただきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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